ビタミン、ミネラル、タンパク質、脂肪、炭水化物からなる5大栄養素。
これらを最大限に機能させるカギは「糖鎖」ということが分かってきました。
そしてその構成成分は、甘くない8種類の糖(グリカン)。
「グリカン」をバランスよく摂取することが、健康へとつながります。
しかし、糖鎖の働きはこれだけにとどまりません。
詳しく見ていきましょう。
■ 細胞のアンテナ~糖鎖~
そもそも糖鎖とは…
私たちの身体を構成するひとつひとつの細胞の表面を拡大すると、“アンテナ”のようなものが無数に飛び出しているのをご存知ですか?これを“糖鎖”と言い、数種類の“糖”が鎖状につながった、細胞の毛みたいなもの。人間の細胞すべてに糖鎖が生えており、それらは「細胞間コミュニケーション」を行うことで、様々な役割を果たしていることが分かっています。
■ 糖鎖の働き
糖鎖を通じて細胞同士が互いに繋がり合い、情報交換が行なわれることで、私たちの身体に生来備わっている自然治癒力や免疫力は力を充分に発揮します。これら身体本来の力による健康維持のために、糖鎖はとても重要な働きを担っています。私たちの身体はすべて、糖鎖を通じて受け取った情報をもとに作られているといっても過言ではないのです。
■ 糖鎖の材料は?
自然界に存在する糖は約200種類。その中で糖鎖を構成するのはわずか8種類の糖のみです。これら8種類の糖は特に「グリカン」とよばれています。グリカンは糖鎖の正常な形成を助け、身体本来の力を最大限に発揮させるために不可欠な栄養素なのです。現代の食生活で十分に摂取できるのは下記8つの糖のうちの2つの糖(グルコースとガラクトース)だけです。残りの6つの糖は主にグルコースを材料に体内で作られますが、その生成過程は複雑で、ビタミン、ミネラル、酵素、さらには多くのエネルギーと時間を必要とします。現代人にとって、この6つの糖を十分に作り出すことは難しくなっているのです。
■ 糖鎖の働き方
●免疫
- 異物(癌細胞、ウイルス、細菌 等)を識別して免疫システムを発動する司令塔
- ウイルスや細菌にも糖鎖があり、どこで悪さをするかを糖鎖で感知している
- 細胞の糖鎖はウイルスや細菌の糖鎖を感知して、何が入ってきたか理解し、対処する
- マクロファージに体内の異常を伝え、サイトカインを放出して免疫細胞群を活性化
- 白血球が働き際、細胞と病原菌の違いを糖鎖で見分けている
- 糖鎖が破壊されると癌が悪性化する
・細胞が癌化すると周りの細胞に異変を知らせるが、糖鎖が異常だと異変を知らせることができないため、そのままガン細胞になる
・癌になった細胞は糖鎖の構造が変わり、転移しやすくなる
・癌診断に使用する腫瘍マーカーの多くは糖鎖
※乳腺で作られるタンパク質の糖鎖にN-アセチルガラクトサミンが含まれた糖鎖が存在している。癌の大きさが小さくてもN-アセチルガラクトサミンの糖鎖が発現していない患者の術後5年の生存率は低く、リンパ節に癌転移があってもN-アセチルガラクトサミンの糖鎖が発現している患者の術後は良好。 - 免疫システムを最大限に発揮する
・免疫は糖鎖によって自然免疫系と獲得免疫系が情報交換をして異物を排除する
※免疫の司令塔ヘルパーT細胞は、マクロファージによる異物の情報(抗原)をリンパ球のB細胞に送り、一兆種類以上の記憶の中から選別をして対応抗体を製造する。対応抗体を増殖する時に、体温が上がり熱を出す(抗体を増殖させる最適な体温が38度~39度)。キラーT細胞は病原体に感染した細胞を破壊していく(獲得免疫系)。対応抗体が見つからない時は、キラーT細胞は異物の抗原から特徴を把握して、その情報に基づき、その異物に一番効果の高い抗体の遺伝子に自ら組み替え、その抗体を持ったキラーT細胞に作り変え、増殖して攻撃する。
※キラーT細胞は一度遺伝子をバラバラにして、最良の形に組み替える
・それぞれの免疫における信号の情報交換は糖鎖の働き
・自然治癒力(免疫システム)は糖鎖によって自然免疫系と獲得免疫系が情報の橋渡しをして異物を排除する
※マクロファージ:体内をパトロールして血管から組織に移動し、一酸化窒素を武器に細胞膜で包み込んで攻撃。大食細胞といわれている。食べかすの断片から異物の情報をヘルパーT細胞に伝達する。
※ヘルパーT細胞:他のリンパ球の指示母体、免疫機能を活性化、攻撃対象の情報をB細胞に伝える。キラーT細胞に攻撃命令を出す。
※キラーT細胞:細胞障害性T細胞とも呼ばれ、ウイルスの暗殺部隊です。異物の抗原を奪い破壊します。自らの遺伝子を組み替え、抗体を増殖して攻撃。
※サプレッサーT細胞:不必要な免疫反応を抑制する。攻撃中止命令を出す。
※B細胞(Bリンパ球):ヘルパーT細胞の情報を基に一兆種類の情報の記憶から抗体を生産し攻撃。
※NK細胞:全身をパトロールし、敵を発見すると活性酸素を武器に手当たり次第に攻撃。ガン細胞の殺し屋とも呼ばれている。
※好中球:病原菌を貪食、活性酸素で細菌を破壊する。
※好酸球:特殊な蛋白を放出して寄生虫やその虫卵を貪食する。
※好塩基球:ヒスタミン、ヘパリンなどを放出して好中球を援護。損傷や感染への炎症に対しての反応やアレルギー反応を出す。 - アポトーシスを押す
・獲得免疫系でもダメな時や、NK細胞でガン細胞を貧食できない時は、免疫システムの最後の手段であるアポトーシス(細胞の自滅装置)のスイッチを押すことで、異物を採えたまま一緒に自滅する
・アポトーシスのスイッチを押す伝達も糖鎖が行っている
※アポトーシスとは:不要になった細胞を排除する(自分自身を能動的に殺す)=自殺する機構が備わっている - 癌の転移防止
・癌細胞が元の場所を離れ、血管上皮細胞の糖鎖の弱いところから中に入り込み、自由に動き回って、血管内皮細胞の糖鎖の弱いところから血管外に出て、他の細胞に増殖する。また、アポトーシスによって破壊された癌細胞の残骸を血管内皮細胞の異常な糖鎖が栄養素と間違えて残骸を拾い、細胞内に入れて、自らの細胞が癌化する。これも癌転移の一つ。免疫システムの糖鎖が正常ならば、血管内の癌細胞をどこまでも追いかけて異物として処理して癌の転移は起こらない。
・インフルエンザウイルスは糖鎖を溶かして広がる
・国が新型インフルエンザ対策で2500万人分備蓄する「タミフル」は、インフルエンザウイルスが糖鎖を溶かす働きから糖鎖を守る
・インフルエンザやコレラなどの感染症では、病原体や毒素が特定の糖鎖に結合して病原性を発揮させる - アレルギーも糖鎖異常
・糖鎖に異常があると花粉に抵抗をしてしまい花粉症を発症させる●情報伝達
遺伝子、神経伝達物質、ホルモン、酵素、サイトカインにも糖鎖があり、60兆個すべての細胞間における情報を伝達する
- 60兆個ともいわれる人間の全ての細胞間における会話を司る、脳神経やDNAの情報量よりもはるかに大きい情報量があると言われる細胞間コミュニケーションの「生命信号」を全て糖鎖が送受信して、体のバランスを保っています。
※遺伝子には糖鎖情報は書かれておらず、糖鎖は独自に日々の生命力を担っている
※DNA配列にも影響を与える:ダウン症の顔まで変わる理由 - 自己と非自己を認識し識別(自分の体のパーツと外から侵入してくる異物を識別する)
- 体に入る食べ物等を認識、必要な物質は行き先を明確に指示し、体内に蓄積し、不必要な物質は体外に排除する
- 脳組織の形成や神経系ネットワークの形成
※キレる子供は脳細胞のレセプター異常
※大阪大学の谷口直之教授(生化学):キレる子供は、糖鎖の本数が通常より少ない
※京都大学の成宮周教授(薬理学)米科学アカデミーに発表。(2005/10/25)
神経達などの体内でさまざまの役割を果たす生理活性物質「プロスタグランジン」の受容体(糖鎖)の一部の欠損したマウスの実験で、神経伝達物質ドーパミンが上昇し、攻撃性が増加して異常行動を起こすことを確認
糖鎖理論で考えると、神経伝達物質の受容体(糖鎖)には、ストレス環境での行動を抑制する機能があり、糖鎖が不足すると神経メカニズムが正常に働けず、精神のコントロールができなくなる状況になる - 自閉症も糖鎖異常が原因
※アメリカのジョンズポプキンズ大学の研究チームが自閉症の原因が解明されたと発表
※脳の免疫反応が関係する炎症が、脳細胞の損傷につながり、自閉症が発症
※炎症に関与するサイトカインという免疫タンパク質が、検査対象者全員に、普通の人より増えている事を確認
※糖鎖理論から解釈すると、獲得免疫細胞の糖鎖異常により、攻撃中止命令が正確に伝わらず、必要のない部分を攻撃してしまい、炎症を起こさせてしまう事が原因と思われる
●細胞
細胞の結合、分化、成長、活性化、老化を左右する- 別々の組織の細胞を混ぜると、各細胞の糖鎖が識別し合い、同じ組織の細胞同士が集まる
- 細胞内に多く存在するミトコンドリアを刺激して細胞を活性化させる=細胞再生、究極のアンチエイジング(老化防止、若返り)
- 老化のプロセスにおいても、糖鎖の構造が変化しており、糖鎖こそ究極のアンチエイジング
- 糖鎖には傷口を再生させる力があり、切り開かれた部分に新しい細胞を作り、継ぎ合わせる機能を持っている
※怪我をした傷口や手術の痕が元の状態に戻るのは、この作用によるもの
※臓器移植の手術が成功するかしないかにも糖鎖が関わっている。必要な臓器として認知するのか、移植の臓器を拒絶(異物として攻撃対象と認知)するかは糖鎖が判断●抗酸化
糖鎖は活性酸素やストレスのような外的要因に最初に被害を受ける、逆に糖鎖は体内で生産されるもっとも強力な抗酸化物質グルタチオンの生産増加、減少抑制をして自分の力で活性酸素対策
・グルタチオンは発がん物質の毒素排泄も行う●ホルモン
ブドウ糖とインシュリンをくっつけるレセプターは糖鎖
・糖鎖不良で糖尿病になる
※内分泌を各器官で正常に潤滑させ、ホルモンバランスを保つことが出来るのも糖鎖によるもの●栄養素活用、老廃物排泄
体に入る食べ物等を認識し、必要な物質は行き先を明確に指示し、体内に蓄積し、不必要な物質は体外に排除する
- どんなに素晴らしいハーブや健康食品も、薬も、栄養や成分も、遺伝子や酵素までも「糖鎖」の働きを介することで機能を発揮するため、細胞に届いて有効利用されるかどうかは糖鎖次第です。糖鎖が健康でなければ良質の栄養素を十分に摂ったとしても健康は保てません。「糖鎖栄養素」はすべての中心に位置する「第6の必須栄養素」と言えます。
- 腸内での栄養の分別・識別も糖鎖が行う
タンパク質や脂質の役割を決定し、品質管理をする
- 体をタンパク質分解酵素から守る
- 糖タンパク質の代謝を決定する
※タンパク質のうち、約60%は糖鎖とタンパク質が共有結合した糖タンパク質
※人に欠かせない酵素は糖タンパク質●生殖
受精、胎生期の臓器成長、母乳による赤ちゃんの免疫力強化
-
- 精子と卵子をピタリとくっつける鍵
※精子と卵子の糖鎖は鍵と錠前のような構造になっていて、両者がぴったり一致したとき、卵子に精子が侵入でき、受精が完成
※1個の精子を受精した瞬間に卵子の表面の透明体の状態が一瞬に変化し、それ以後、他の精子は受精できない - 種の異なる生物が受精しない理由
※卵子の透明体と呼ばれる部分に糖鎖が存在して精子はこの部分の糖鎖を認識できる
※異種の精子が来ても、卵子の表面の明体はまったく反応せず、受精は行われない
※異種の精子はすぐに寿命を失う - 糖鎖が不十分だと不妊症になる
- 胎児期の臓器の成長をさせる
※タンパク質に結合した糖鎖を壊し、不完全な糖鎖を作ると多くの臓器ができず、生まれる前に死んでしまう - 母乳に6種類の単糖が含まれ、赤ちゃんの免疫力を高める
※母乳を飲まずに育った赤ちゃんは病気にかかりやすくなる●血液
赤血球の糖鎖の末端のたった1つの単糖の種類が変わるだけで血液型は4種類に分かれる - たった1つの単糖で血液型が変わり、違う型を輸血すると血液が凝固して死亡する
- 血液型ごとの糖鎖の組み合わせ
- O型:グルコース+Nアセチルグルコサミン+ガラクトース+フコース
- A型:グルコース+Nアセチルグルコサミン+ガラクトース+フコース+N-アセチルガラクトサミン
- B型:グルコース+Nアセチルグルコサミン+ガラクトース+フコース+ガラクトース
- AB型:グルコース+Nアセチルグルコサミン+ガラクトース+フコース+N-アセチルガラクトサミングルコース+Nアセチルグルコサミン+ガラクトース+フコース+ガラクトース
- 精子と卵子をピタリとくっつける鍵
■臨床
実際に世界中で7000以上の画期的なレポートが提出されています。
例
アメリカの医学分野で世界的な権威を誇るNIH(国立衛生研究所)が100人の喘息患者を4つのグループに分けて医学試験を行った結果、「人体が必要としている8種類の単糖を患者に摂取させたところ、100%効果が見られた」と公表しました。●呼吸器の疾患
インフルエンザ、気管支喘息、気管支炎、肺炎、間質性肺炎、肺気腫、嚢胞性線維症、大人の呼吸苦痛症候群(ARDS)、呼吸困難、風邪、吐き気、動悸、息切れ、胸嚢症、肺気腫、食道けいれん、食道炎、睡眠時無呼吸症候群、扁桃腺炎、扁桃腺肥大●循環器の疾患
高血圧症、大動脈瘤、レイノー病、静脈瘤、狭心症、心筋梗塞、不整脈、低血糖症、心不全、心膜炎、心筋症、不整脈、アテローム性動脈硬化、滑液嚢炎、助軟骨炎、鬱血心不全、肺性心、慢性閉塞性肺疾患、ストローク心臓血管障害、心臓内膜炎、胆嚢機能障害、慢性膵臓炎、前立腺炎●消化器の疾患
慢性便秘、クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、痔、肝硬変、肝不全、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、膵炎、肝臓病、過敏性大腸症候群、胃酸過多、胆嚢炎、黄疸、鼓腸、回腸炎●脳・脊髄・神経の疾患
ガン、パーキンソン病、ハンチントン舞踏病、脳性麻痺、多発性硬化症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、三叉神経痛、重症筋無筋症、四肢麻痺、自律神経失調症、脳腫瘍、脳卒中、脳内出血、脳梗塞、脳動脈瘤、脳卒中後遺症、失語症、アルツハイマー病、頭痛、偏頭痛、てんかん、昏睡、筋ジストロフィー、脳膜炎、アスペルガー、ダウン症、神経の再生、脊髄披裂、不眠症、過眠症、骨髄線維症、脳白質変性症、膠着する脊髄炎(AS)、脊髄ヘルニア●血液の疾患
骨髄線維症、血友病、血疾患、塞栓症、貧血、鎌状赤血球、血管神経性水腫、虚血性心疾患、静脈血栓症、えそ、虚血腸疾病、末消血管疾患、血小板減少症●ホルモン・代謝の疾患
肥満症、やせ、糖尿病、高脂血症、痛風、バゼドウ病、橋本病、ホルモン剤の副作用、拒食症、貧食症●アレルギー・膠原病・免疫の疾患
食物アレルギー、慢性関節リウマチ、全身性エリトマトーデス、ベーチェット病、免疫不全症候群、環境アレルギー、化学薬品アレルギー、慢性疲労症候群、慢性免疫不全●感染系の疾患
エイズ、膀胱感染、細菌感染症、淋病、性病:細菌感染症、真菌感染症●骨・関節・筋肉の疾患
腰痛、坐骨神経痛、脊柱側彎症、骨粗しょう症、腱鞘炎、筋肉痛、ねんざ、リウマチ、重症筋無力症、ベル麻痺、マルファン症候群、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、関節痛、関節炎、筋膜炎、骨関節炎、多発性筋痛、乾癬関節炎●皮膚の疾患
湿疹、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、乾癬、しみ、あざ、血管腫、しろなまず、とびひ、カンジタ症、ヘルペス、やけど、床ずれ、無毛症、発疹、ものもらい、水疱症、いぼ、ふけ、陰金、多汗症、神経性線維症、帯状疱疹、熱中症、にきび、日光角化症、黒色腫、黄斑変性●目の疾患
遠視、老眼、色盲、白内障、緑内障、網膜黄斑変性症、網膜剥離、目チック、眼性疲労、ドライアイ、視力回復、眼球突出甲状腺腫(グレーブス病)、結膜炎、Sjogren’s症候群、飛蚊症●耳の疾患
先天性難聴、めまい、メニエール病、中耳炎、耳痛、耳管伝染、内耳炎、耳下腺腫●鼻・のどの疾患
慢性鼻炎、花粉症、蓄膿症、鼻中隔彎曲症、鼻のポリープ、赤鼻、鼻腔病気症候群●口腔・歯・あごの疾患
歯周病、歯肉炎、口辺ヘルペス、敗血性咽頭炎、口内びらん、舌炎、口内炎●腎臓・尿路の疾患
腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全、膀胱炎、尿失禁、腎孟腎炎、人工透析、アジソン病、腎臓解毒、腎臓伝染、不摂生遺尿、尿道炎、尿路伝染●男性生殖器の疾患
男子不妊症、前立腺肥大症、勃起性機能障害●女性の疾患
無月経、月経不全、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、不妊症、更年期障害、生理痛、生理不順、子宮頸癌、子宮全摘出、前閉経、子宮頚管炎、子宮類線維腫、乳腺炎、卵巣伝染●心の疾患
神経症、躁うつ病、統合失調症、ヤコブ病、痴呆、アルコール依存症、薬物依存症、摂食障害、不眠症、過眠症、記憶喪失、タバコ依存症●子供・赤ちゃんの疾患
おねしょ、学業不振、アレルギー性鼻炎、小児喘息、アトピー性皮膚炎、白血病、脳腫瘍、悪性リンパ腫、脳性麻痺、川崎病、血友病、チック、どもり、自閉症、家庭内暴力、夜驚症、ポリオ、ADD、ADHD、レット症候群●癌の疾患
舌癌、喉頭癌、肺癌、胃癌、骨肉腫、直腸癌、肝臓癌、膵臓癌、脳腫瘍、神経芽細胞腫、白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、甲状腺癌、皮膚癌、腎臓癌、膀胱癌、前立腺癌、乳癌、子宮癌、卵巣癌、絨毛癌、ホジキン病「奇跡の免疫力~糖鎖栄養素~」より
第四の医療革命・糖鎖ってなに?
『糖鎖』という言葉を初めて聞く人もいるかもしれません。糖鎖は世界中の医療分野・医学界が現在、最重要課題にしているキーワードで、ワクチン、抗生物質、遺伝子に続く、“第四の医療革命”として注目されています。
私たちがかかるほとんどの病気は「細胞同士が繋がっていない、連絡が取れなくなっている」ことが最大の原因だということが、最近の医学研究で明らかになりました。
人間の体内には60兆もの細胞があり、その細胞ひとつひとつが連絡をとりあって、健康な体が持続されています。がんや感染症などの病気を治し、予防する免疫力も、細胞間のやり取りがあってはじめて成立することが解明されました。
その細胞から伸びている糖(ブドウ糖やガラクトースといった多様な種類の糖)が鎖状につながった物質のことを『糖鎖』と呼びます。
糖鎖は、細胞ひとつひとつの周りに産毛のような形で500から10万個存在し、細胞間コミュニケーションをはかる情報伝達のためのアンテナの役割をしています。
つまり、糖鎖は健康維持、生命維持に欠かせない物質なのです。そのため、糖鎖の劣化や異常が起こると様々な病気を引き起こします。
がんや糖尿病、といった大病だけでなく、アトピーや花粉症と言った身近な病気も「糖鎖」と大きなかかわりがあります。また、放射線被ばくに対しても糖鎖栄養素が有効という研究結果もあります。
あらゆる現代病を引き起こす糖鎖異常の恐怖
~免疫力を左右する糖鎖異常が原因の疾患の数々
がんや糖尿病などの大きな病気が、実は、糖鎖と深いかかわりがあることが分かってきました。がん細胞の表面にある糖鎖の構造が、移転する場所を決定しているのです。さらに、私たちが日頃から悩まされている身近な病気の数々も、糖鎖異常が引き起こしています。免疫細胞の表面にある糖鎖は、アンテナのように情報を識別・伝達しています。
たとえば、花粉症。これは花粉に過剰反応して起こるアレルギー症状です。糖鎖が正常であれば、花粉などの異物に過剰反応しません。ところが何らかの原因で、糖鎖に異常があると、花粉とウイルスの識別ができず、花粉に攻撃を始めるのです。結果、鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、微熱などの症状がでます。
糖鎖は体内に侵入した異物を、認識し排除する免疫に関わっています。糖鎖が正しく働かないと、異物を排除した後も異物への攻撃中止命令が伝わりません。これが花粉症や食物アレルギーのような「自己免疫疾患」なのです。
免疫細胞は、私たちが寝ている間も休みなく体内をパトロールし、敵と戦い、ウイルスやがん細胞から私たちの体を守ってくれています。ところがひとたび、情報伝達のシステムに問題が生じると、治療が難しい病気を発症してしまいます。
攻撃の必要がないものにまで反応したり、攻撃すべきではない「自己」に対して攻撃し続けたりするようなことが起こるのです。
こうした免疫異常によって引き起こされるのが、関節リウマチ、自閉症、アレルギー、膠原病、ぜん息、糖尿病、甲状腺障害、認知症等など。書ききれないほど多くの病気があげられます。
このように糖鎖の異常が、多くの病気の原因になっていることがわかってきました。これらの疾患を改善するには、まず糖鎖を正常に修復するということが最重要課題なのです。
世界中の医療機関で研究されている糖鎖
~アメリカ国立衛生研究所で臨床試験、日本では文化省が推進
今世紀になって、糖鎖が生命現象の極めて重要な働きをしていることが、徐々に明らかになってきました。ノーベル賞を受賞した田中耕一氏の「タンパク質の解析」は、糖鎖の研究にも大きく貢献するものでした。遺伝子情報が解明された今、糖鎖研究は生命科学の最先端であり、日本だけでなく世界中で研究が進められています。
特にアメリカでは糖鎖の研究が進んでいます。医学分野の世界的な権威である国立衛生研究所(NIH)は、1887年に設立されたアメリカでもっとも古い医学研究の拠点です。国立がん研究所や国立心配血液研究所など、医療に関わるすべての専門分野を扱う研究所を27も含むアメリカ最大の権威ある医療機関です。
その国立衛生研究所で、糖鎖の臨床試験が行われました。ぜん息患者に糖鎖栄養素を摂取させ、100%の効果が得られたと発表。糖鎖栄養素の有効性が認められたのです。
また、医学に携わる人なら誰もが知っている、生化学分野の教科書的名著「ハーパー・生化学」では、共著者であるロバート・マレー博士による糖タンパク質と糖類に関する研究が発表されています。この論文は糖鎖栄養素を含むサプリメントの開発に大きく役立っています。
日本では、文部科学省が2006年から10年計画で、「糖鎖新薬」の開発を目指しています。そのため世界をリードするほど積極的な取り組みがなされ、様々な発見が続いています。具体例をいくつか挙げてみましょう。
西宮北安藤クリニック院長、安藤幸来氏による報告。乳がん、悪性リンパ腫に驚くほどの改善がみられたという臨床例。脊髄小脳変性症と筋萎縮症といった神経難病に良い効果が得られた臨床例。肺炎、ぜん息、アトピー性皮膚炎にも明らかな改善が見られたという症例。
セブメディカルクリニック院長、高良毅氏による報告。橋本病(自己免疫疾患の一種)の患者に糖鎖栄養素を試したところ、2週間で驚くほど体力の向上がみられたという症例。初期の子宮頸がんの患者に糖鎖栄養素を試してみたところ6週間後にがんが消えていたという症例。
そのほかにも、美馬産婦人科院長、美馬博史氏による不妊治療や産婦人科系のがんに驚くほどの効果があるという臨床例など多数報告されています。
すでに日本とアメリカを中心に、8000近くの研究が発表されている糖鎖栄養素。その数だけでも、重要性がおわかりいただけるのではないでしょうか。
糖鎖を活性化することで、正常な生命活動を取り戻す!
~糖鎖の4つの働きと効能を知って健康になる
糖鎖は主に体内で4つの働きをしていることが分かりました。
- 外部のストレスから身体を防御する働き。~ストレスなどが原因で、神経細胞やホルモンバランスが崩れても、バランスを取り戻し健康体を維持します。
- 自己と非自己(異物)とを見分ける働き。~体内に侵入した細胞やウイルスと戦って、体内の不要なもの(老化した細胞やがん細胞など)を除いたりする働きです。
- 傷口をキレイに修復する働きと、自己再生と修復機能を促進する能力。
- 総合的な働き。①②③の能力を交互に働かせて、体全体の健康を維持しているのです。
クスリは基本的に、特定の病に対処する能力しか持っていませんが、糖鎖が正常に働けば、免疫系・神経系・内分泌系(ホルモン)の三つをバランスよく連携させ、自然治癒能力を高めることにつながります。つまり、根本的に健康になるということです!
その糖鎖を構成しているのは、植物界にある約200種類の単糖の中の、たった8種類であることが1994年に発見されました。免疫システムを正常に機能させるためには、この8種類の「糖鎖栄養素」を常に不足しないようにしておかなければなりません。
この中のグルコースは主に炭水化物から、ガラクトースは乳製品から摂取できるので、普段私たちが口にする食品から摂取できます。
しかし、その他6種類の単糖は、一般の食品から摂取することが難しく、主に肝臓で作られます。ところが困ったことに現代人の肝臓は、食品環境の悪化やストレスなどによって、糖鎖栄養素がなかなか作られなくなってきました。
また、活性酸素によって糖鎖そのものが、破壊されてしまうことも多いのです。
8つの糖鎖栄養素を上手に補給し、体内の糖鎖バランスを整えておくことが重要です。かかってしまった病を治すだけでなく、あらゆる病気に対する強力な予防効果をももたらせます。
マクガバン・レポートの衝撃。糖鎖栄養素で食生活の見直しを!
~がん患者が減少しているアメリカが選んだ糖鎖食品
日本人の死亡原因は、1981年以降がんが第1位となっています。がんにかかる人は年間約55万人、なんと3人にひとりが、がんで亡くなっているのです。こんご、2015年には89万人まで増加すると推定されています。一方アメリカでは1990年以降、がんにかかる割合、死亡率ともに減少しています。
なぜでしょう?これはアメリカが、がん撲滅に対して国家的なプロジェクトとして取り組んだからなのです。1971年にニクソン大統領が立ち上げた「がん撲滅計画」は、まず徹底的な原因調査から始まりました。
その調査をまとめ1977年に発表されたのが『マクガバン・レポート』です。アメリカ人の食生活は命を奪う死病の元という内容で「がんや心臓病、脳卒中などの慢性病は、肉食中心の誤った食生活が原因で起こる食原病であり、クスリでは治らない」と断じたのです。
この報告は、「現代医学はクスリに頼るばかりで、栄養を軽視している」と指摘しています。根本的に病気を治すためには、体が持っている本来の修復能力を高めなければならない。さらに細胞に栄養を与えることが、これからの新しい医学であることも力説しています。
この後、アメリカでは次々と健康に関する国家プロジェクトが立ち上がりました。そして栄養補助食品(サプリメント)が一躍脚光を浴びるようになったのです。そのなかで1番注目され、最も効果が高いといわれているのが糖鎖栄養素を含む食品でした。今までの健康食品が体内の組織や臓器の働きを助けるのに対して、細胞を根本的に正常化するという画期的栄養食品です。
普段の食生活の中で、糖鎖栄養素を含んだ食品を常に食べること。これがあらゆる病気に対する最善の予防法であり、健康のバランスを取り戻し老化を防ぐことなのです!
■糖鎖栄養素含有食品の特許申請に添付された臨床データの病名
科学的な代替医療を先導したビタミン・ミネラルに続き、新たに登場した糖鎖栄養素。実際の臨床例も多く報告され、数々の病気に対する予防、治療に効果があることが証明されています。
糖鎖栄養素含有食品は特許を申請しているものもあります。その申請に添付された臨床データの病名は以下のとおりです。これだけ多くの病気に有効な健康補助食品が他にあるでしょうか?
老化作用/脳卒中後遺症/多発性硬化症/筋萎縮性側索硬化症/筋ジストロフィー症/脳性まひ/網膜黄斑部の変性/心因性発作/ダウン症候群/免疫不全症候群/テイザックス病/黒内障性家族性痴呆症/網膜色素変性/色盲/ハンチントン舞躍病/アルツハイマー病/パーキンソン病/動脈硬化症/精神分裂症/うつ病/不安神経症/強迫神経症/チック/神経性貧乏ゆすり/ツレット症候群/自閉症/ウエッジナー肉芽腫症/ループス様症候群/甲状腺炎/糖尿病/骨粗しょう症/女性の性交不能症/後遺症による痛み・潰瘍/冷え症/アルコール中毒/コカイン中毒/多発性神経障害/閉鎖性脳損傷/脊髄損傷/突発性心筋炎/心筋梗塞/慢性関節リウマチ/変形性関節炎/外傷性関節炎/若年性関節炎/ぜん息/アレルギー性鼻炎/アレルギー性眼炎/花粉症/シリコン胸移植組織/環境毒素による症候/枯葉剤症候/湾岸戦争症候群/潰瘍性大腸炎/クローン病/インフルエンザ/風邪/エイズ/ヘルペス/蕁麻疹/いぼ/パピロウイルス/慢性中耳炎/白血病/リンパ腫/肉腫/腺腫(乳房・前立腺・卵巣・胃腸・肺)/深在性内向型/運動能力
-
- 60兆個ともいわれる人間の全ての細胞間における会話を司る、脳神経やDNAの情報量よりもはるかに大きい情報量があると言われる細胞間コミュニケーションの「生命信号」を全て糖鎖が送受信して、体のバランスを保っています。