厳格なマクロビオティック玄米菜食を行っている人の多くは、
顔につやがなく、皮膚は黒ずんで覇気がありません。
そして往々にしてガンになる…と言われているのはなぜか?
その最も大きな理由に、次の二つが専門家からも指摘されています。
①アブシジン酸という発芽毒のせい
②加熱食中心の調理法による酵素不足のせい
最新の栄養学では解明されて周知の事実ですし、
マクロビ関係の上層部の方々も認識し始めてるとも聞き及んでますが、
まだまだ末端の、マクロビや正食法を学ぶ方に、
案外ご存知ない方が多いので、ご紹介したいと思います。
ではまず、アブシジン酸からご説明しましょう。
これには「発芽モード玄米調理には天日干しの生きている玄米をカタログ2011年5月4週号」に
載ってるなかなか良い記事を見つけましたので、そのままコピペします。
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【発芽抑制因子アブシジン酸によるミトコンドリア損傷】
玄米や雑穀をはじめ、あらゆる植物の種子には、
その子孫を守るため動物に食べすぎられないよう身を守るメカニズムや、
土の上に落ちても腐ることなく、
やがて発芽に適した季節になると芽を出すことが出来るような、
栄養成分を自らの中に閉じ込めたまま外に出さないメカニズムが働いています。
その因子がアブシジン酸やフィチン酸です。
アブシジン酸(ABA)は植物ホルモンであり、
発芽抑制因子として、植物の発芽を調節しています。
元・東京大学医学部口腔外科教室講師、西原克成医博は、
「ABAはミトコンドリア毒なので、玄米食には注意が必要である」
と警告されています。
ミトコンドリアはエネルギー代謝に関わる大変重要な細胞小器官です。
したがってミトコンドリアが悪影響を受けると、
エネルギーを作り出せなくなって、
低体温になり、不妊、ガン、さらには
全ての体内酵素の働きが鈍くなるという問題が起こり、免疫も低下します。
アメリカ合衆国国立科学研究所会報に発表された論文によれば、
人体に対しABAの作用で、ヒト顆粒球(白血球の一種)で食作用が活発化し、
活性酸素や一酸化窒素が多量に産生され、
生体細胞内のミトコンドリアが損傷され、
諸疾患の原因になることが指摘されています。
厳格なマクロビオティック玄米菜食を行っている人の多くは
顔につやがなく、皮膚は黒ずんで覇気がありません。
低体温はガン細胞が好むところで、
玄米を食べていたのにガンになったという声をよく聞くのは、
そういうことも一因ではないかと思います。
です。
ミトコンドリアは、細胞にとっても重要な器官の一つで、
細胞が活動できるのは、ミトコンドリアが食べ物からエネルギーを合成し、
絶え間なく供給してくれるからです。
一説によると、
一日に体重と同じくらいのエネルギー(ATP)を、
体中の細胞に供給していると言われています。
そのミトコンドリアが傷つくということは、
いくらご飯を食べてもエネルギーを十分に作れなくなるということなので、
当然疲れやすくなってきます。
「エネルギー = 熱」ですから、ミトコンドリアが衰えると、
冷え性になります。低体温は免疫力を下げますから、
病気やあらゆる感染症にかかりやすくなります。
細胞がエネルギー不足になるわけですから老化が早くなり、
筋肉もなくなっていくので痩せていきます。
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いかがでしょう?周りでマクロビをやってらっしゃる方に、
こういった印象はありませんか?
次に、加熱食中心の調理法による酵素不足の件について。
こちらは、とあるブログで見つけた体験談が、
とても分かりやすく表現されてるのでコピペしますよ。
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マクロビオティックとは、
そもそも食事の内容を重視しているのではなく、
健康な生活が送れるように、食事に対する考え方を改善するほうを
重要視しいているように思います。
マクロビの特徴として、
一物全体、身土不二(食物のすべてをいただく)や地産地消、陰陽調和など。
具体的には、なるべく有機野菜や穀物を食べる、乳製品やお肉、卵は食べない、
自然塩をいただく、砂糖を使用しない、コーヒーは体を冷やすので避ける、
これらはローフードに通じるものがあります。
ところが面白いことに、
ローフードに入り始めたきっかけをいろいろな方に伺ってみると、
何割かの方たちは、以前マクロビをやっていてローフードに転向した、
ということをおっしゃいます。
私自身はマクロビをやった経験はないので、なぜでしょう、
と思っていました。
ある人はこんなこともおっしゃっていました。
「マクロビばかり食べていたんですが、
ある時肌が茶色くなってきたことに気がついたんです。
考えてみると食卓の食べ物はほとんど茶色ですもんね。
その後にローフードを食べ始めるようになって、
一番自分が変わったな、と思ったのは、肌の色。
ずいぶん白くなったんです。本当にびっくり。」
これを聞いて私もびっくりです。そんなに違いがあるんだ。
酵素栄養学の第一人者である、鶴見隆史先生。
多くのご本を出版されていますが、その中に「酵素の謎」という本があります。
この内容自体も興味深いのですが、
その本の冒頭にこんなことが書いてあったのです。
『30代のころにマクロビオティックを学び、指導もしてきました。
もちろん私自身も実践していました。(中略)
他にもさまざまな栄養学を学びましたが、
このマクロビオティックの食事をしていたときが私の人生でもっとも
体調が悪かった気がします。
朝の目覚めは悪く、腰は鉛のように重たく、時々頭痛がして、
いつも疲れていました。(中略)
いろいろ学ぶうち、酵素栄養学に行き着きました。
食事は果物と生野菜が中心。(中略)これですべてが変わったのです。
目覚めは良く、胃腸が良くなり、良い便が出始め、肩こりはなくなり、
頭痛なども皆無、まったく疲れなくなりました…。』
だからと言ってご本人はマクロビオティックを
否定しているわけではありません。煮野菜が悪いわけでもなく、
玄米や全粒粉パンが悪いという考えもお持ちではありません。
でもこれらの食事の決定的な違いは、酵素、ずばり酵素なのです。
ご本人は宣言されているのですが、
酵素の欠けた食生活を送っていると、やがて病気になる、
ということです。
ここまではっきり断言されている根拠は、ご本人の経験と、
沢山の患者さんを診てきた体験からなのです。
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いかがでしょう?
文中に登場する鶴見隆史先生は、
私の所属する分子整合医学美容食育協会の特別顧問で、
よく存じ上げている先生ですし、著書も多く読ませていただいてます。
私が推進している栄養学は、マクロビにもローフードにも偏らない、
「マゴワヤサシイ」分子栄養学です。
学びたい方、実践したい方、ぜひセミナーやイベントにご参加ください。