アジアンマナフェストin韓国

「免疫力は『温』め方『食』べ方『住』まい方」
株式会社オーケン Lilla Huset店長
健幸マイスターの大刀あゆ未です(*‘∀‘)

リアルフードテクノロジーのマナテック社が韓国で行った
糖質栄養素のコンベンションに行って参りました。

糖質栄養素とは・・・

私たちの細胞のアンテナ『糖鎖』を構成する8つの糖
…グルコース
…ガラクトース
…マンノース
…フコース
…キシロース
…Nアセチルガラクトサミン
…Nアセチルノイラミンサン
…Nアセチルグルコサミン

のことで、
医師の教科書『ハーパー生化学』には第25版から掲載が始まり、
マサチューセッツ工科大学の出版している
“MIT Technology Review”という雑誌で2007年、
今後10年間に世界を変えるテクノロジーの一つとして紹介されているもの。
日本でも21世紀に入って、官民一体で研究開発がすすめられていることは、
ご存知の方もいらっしゃるでしょうか?
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そんな世界が注目する糖鎖、糖質栄養素研究においては、
やはりアメリカが群を抜いております。
中でも、マナテック社の研究と製品は、
”自然由来の糖質栄養素”として特許を持つため類まれで、
免疫学や栄養療法の専門家や機関、また、
アメリカの医師免許更新プログラムに組み込まれているので、
医師や薬剤師などからも高い関心と支持を集めているというので、
私としても興味深いところ。

そのマナテック社が今回、初のアジアコンベンションを
韓国で開催した背景を考えますと、
韓国においての糖質栄養素の概念が、
日本よりも広く一般に広がってきているな、ということが、
3000人余り収容のオリンピック会場に、
立ち見と入りきらない人が集まった迫力に、大いに感じられました。
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さすが『チャングム(の誓い)』の国。
宮廷料理人から医女になり、王の主治医となるチャングムという女性を
主人公にしたドラマですが、
チャングムは、王の健康を食で、病気も食で管理しているのが特徴的です。
『医食同源』の食文化を強く持つ韓国は、
”私たちは食べたものでできている”の理解が早いのかもしれませんね。

さてここで、糖質栄養素の歴史に触れましょう。

「アロエは医者いらず」というのは皆さんよくご存知でしょう。
紀元前の残る書物からも、アロエが美や健康や、
怪我や病気に利用されていたことが記されています。
ところが現代技術においてそれを製品化しようとしても、
アロエの有効成分は抽出後すぐにその効果が減衰してしまうので
アロ工入りの栄養クリームとか傷薬とかドリンク剤などがあっても、
なかなか効果が出ないのが実情でした。

1980年代、医薬業界はこぞって、アロエ活性分子を調べていました。
そのうちの1つ、当時キャリントン研究所のマカナリー博士が、
アロエ活性物質を効果を高く維持したままで抽出することに成功。
「これは様々な疾病や疾患に効く!」という確信とともに、
博士は医薬品申請をしました。

ところが「毒性が認められない」と却下。

ここで重要なポイントをお知らせします。
クスリとして認可されるには、毒性が認められなければならないという
非常識な製薬の常識です。
ラットに与え続けたときにラットが死に至る量。すなわち致死量。
化学合成で作られる、いわゆる”クスリ”ならばそれが出るのですが、
マカナリー博士の抽出成分は、アロエからの自然抽出物であったので、
ラットに与え続けると、(当たり前ですが)ラットは元気になるばかりで
到底死ななかったわけです。

博士はなんとか、自然由来で医薬革命を起こすべく、
薬品としての認可を取ろうと奮闘しましたが、
「毒性」がひたすら認められず、
医薬品としての道を断念せざるをえませんでした。

その時マカナリー博士は、サム・キャスターという人に出会いました。
サム氏は博士の研究に賛同し、マナテック社を創業して、
博士とライセンス契約し『マナポール』を製品化。そして特許取得。
その後研究開発を続け、現在は他の7種類の糖質栄養素も
自然由来で取れるよう加え、
80以上の特許を有する『アンブロトース』に進化しています。

(↓写真左がサム・キャスター氏。
写真右に写るのが、マカナリー博士の後を継ぐセネット博士(現CEO)
滞在先のホテルでのジャパンセミナーに来られたところで興奮な一枚!)
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さて、コンベンションに話を戻しましょう。

今回のゲストスピーカーの中に、
ニューヨーク大学医学部と、ハーバード大学で生化学の教授を経て
特許庁に引き抜かれ、
かつての『マナポール』に世界で初めて特許を下ろした
ローリンズ博士がいました。
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博士の話をまとめるとこうです。

「特許を申請する健康補助食品は数あれど、
これほど革新的で類まれな製品は、後にも先にもこれをおいてない。
特許承認後、この製品がどのように社会に広まるのか、注視していた。
案の定、世の中の非難を浴びる時期が来た。
『優れたものは凡人の抵抗を受ける』という法則がある。
やがてそれがなくなり数年がたったある日、
友人から「これが良いものかどうか判断してほしい」と
手渡されたのが、かつて私が特許を下ろした製品だったとき、
全身の鳥肌が止まらなかった。
すぐに家族で摂った。
リウマチだった妻が、1か月後には体調が良くなり、
1年後にはクスリを手放せた。
今もアンブロトースを摂りつづけている。
私は70歳だが、体内年齢は57歳と出る。」

凄いもんです。第三者が、それも生化学の専門家が、これほど評価するわけです。

ちょっとここでご案内したいのは、
現マナテックCEOであり、
みずから博士号で特許をいくつも持つ研究開発者でもあるセネット博士のお話。

「21世紀に入って、世界の医療、製薬、サプリメント業界は、
こぞって糖鎖を研究し、8種類の糖の『化学合成』を競っている。
学問上では、”自然”のものか”合成”のものかの区別をしないから、
合成物質の方が安くて作りやすい。
ところが、人体はその(本物なのか偽物なのかを)区別をする。
人体には本来、”本物=自然”のものが相応しい」

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もう一人、医師の方が講演に立ちました。
その最初の一言が、
「みなさん、定期的に身体のクリーニングしていますか?」
でした。
ず~っと聞いていると、どうやらファスティング(断食)のことを言っているようでした。
ファスティングで腸内を大掃除し、吸収できる腸内環境を整えてから
糖質栄養素(アンブロトース)を摂ることを、この医師は患者さんに薦めてるとのこと。
糖質栄養素のコンベンションに出かけて、ファスティングの有用性が聞けるとは、
私も興奮しました。

私が勉強していることが、矛盾なくきれいに繋がっていることを、
改めて実感しました。

他にもたくさん、研究報告や臨床結果などの報告がなされまして、
私は、『糖質栄養素なんちゃって博士号」を取得した気分で帰国しました。

詳しくはおいおい、ファスティングや食育のセミナーで語ってまいります。

さて、今日~明日は、京都の杏林予防医学研究所で、
分子整合医学の権威山田豊文先生による、細胞環境デザイン学中級講座で、
山田チルドレンになってきます!