熱中症に関わる水分保持能力

〜すべての人を健康に 人のすべてを健康に〜
健康美容食育家 イミノセラピスト 大刀あゆ未です~

個別カウンセリングとセミナー講師の出張が増えまして、ご無沙汰しておりました。
久しぶりの投稿です。

猛暑中お見舞い申し上げます。これだけ暑いとさすがに熱中症…と思いますが、
案外熱中症って、気温30度に満たないところから始まります。
”昔こんなに熱中症って騒がなかったよなぁ”
”今の方がみんな意識して水分補給してるはずなのになぁ”
って思いませんか?そうなんです!
その謎を解き明かすべく、昨年は「汗腺力」について注目いたしました。

今年は「水分保持能力」に注目してみます。
そもそも、水分補給をしていても、カフェインの含まれるコーヒーや紅茶やお茶などは、
利尿作用でせっかく摂取した水分が体内に保持しにくいものとなっており、
スポーツ飲料や経口補水液などの加工された飲み物は、吸収に優れてるとは言えど、添加物や人工甘味料、果糖ブドウ糖液糖などの害が心配(詳しくは私のセミナーで)なので、極端な状況を除き、日常使いにはお勧めしません。
それよりもカフェインレスの水や麦茶、あとミネラル豊富なルイボスティがお勧め。
それを摂っていても熱中症になるのは、問題は、私たちの体の方にあるのです!

そもそも、私たち人間の体はほとんどが水です。
からだの水分量は年齢、性別、体型によって違いがあります。
目安ですが、胎児は体重の約90%、新生児は体重の約85%、小児は約80%、成人は約60%、そして高齢者では約50%を水が締め、
年を重ねるほど水分量の割合が減少していきます。

 

水分量が減るとどうなるの?

体内の水分が減ると、肌・目・口の乾燥、骨や関節の弱化、内臓機能の低下が見られたり、脳の機能退化も乾燥による現象の一つと言われています。また、血液中の水分が少なくなると心筋梗塞や脳梗塞などを発症してしまう可能性もあります。

 

1日に必要な水分量とは?

ヒトが生きていく上で1日に必要な水分量が下の絵のようになります。1日に必要な水分量

この2.5リットルの水分量は成人の目安ですが、必要摂取量と排出量が釣り合っていることが肝心で、成人であれ高齢者であれ同量の水分の出入りは必須です。

【この水分量、普段はどこに?】

体中の血液に約8%、組織と組織の間に約20%、細胞に70%以上貯蔵されています。また、この細胞とは主に脂肪や筋肉を指しますが、どちらにより多く含まれているのでしょうか?脂肪の方が筋肉よりも水分が多いように思いますが、実は逆で、脂肪の保水率が10~20%なのに対し、筋肉は75~80%もの水分を含むことができます。ですので、脂肪を減らして筋肉をつければ、体内の水分量を保持する力が高まり、保湿・美容効果にも繋がります。

腕筋肉

こう考えますと現代人は老若男女ほぼほぼ「筋力不足」ですからね。
筋肉をつけましょう!
筋肉は老化するのではありません。劣化するのです。
何歳からでも筋肉は作れます。

だけど誰しも、苦しい筋トレを継続するのは嫌なもの。
次号はちょっとの努力とちょっとした栄養素補給の工夫で、
効率よく筋肉を作れる方法を伝授しましょう。

取り急ぎ今回は「筋肉が水分保持能力に重要」ということを覚えておいてください